天国というものが存在するのなら、まさにこういう場所なのでしょう。
お店のたたずまい、接客、お部屋に飾られた掛け軸にお花。
畳はきれいに磨かれ、すべてにおいて非の打ち所がない、
一瞬のスキさえ許されないような美しさ。
ここで働くにはどれだけ神経を使わねばならないかを考えると、
創業100年以上のこの歴史の重みを感じずにはいられません。
お料理の色彩、食材の扱い方、食感、季節感、
食べやすさも考えつくされ、ゆずやお出し、ワサビの本物の高貴な香りに酔いしれ、
また視覚でも圧倒され、何を頂いても最高に美味で、
身も心も酔いしれすべてとろけてしまうかと思いました。
人の形を保てていたかどうか、自信がありません。
至福の3時間をありがとうございました。一生忘れません!